日本の和傘の9割近くは岐阜で作られていることをご存知ですか?
長良川流域は、良質な和紙や竹などが豊富で入手しやすかったことから、明治~昭和20年代は、月に100万本を超える生産量を誇りました。現在は職人も減り、材料も入手困難に陥る中、伝統を受け継ぐ若手の女性職人が活躍しています。
今回は、そんな和傘職人の1人である高橋和傘店の田中美紀さんに『糸かがり』工程を学びます。糸かがりには内側の傘骨を補強し、装飾として華やかに見せるという役割があります。自分だけの岐阜和傘を仕上げましょう。