江戸時代、大須観音を中心に門前の庶民文化集積地として栄え多くの文化が生まれた南寺町。芸処名古屋をつくったと言われる7代尾張藩主・徳川宗春が愛した芝居小屋跡から、葛飾北斎が大達磨を描いた西別院、江戸末期から大正期に賑わった旭遊廓など、いまでも江戸庶民文化の香りが漂う街の記憶がそこにあります。加美さんの解説のもと、南寺町が庶民文化の娯楽の殿堂としてどのように賑わっていたのかを想像しながら歩きましょう。