街道が行き交い、寺社も数多く存在しながらも、自然との境界が曖昧であったこの地。だからこそ、語られる伝承、伝わる物語がたくさんあります。また、広がる霊園に、死を感じ、異界を想起させられた人もいたでしょう。狐と狸の化かし合いが行われていた街!?巨人「だいだらぼっち」と化ける狸、大蛇などの伝承<まんとう池>、幾つかの狐スポットを巡り<音聞山>、ジャンピングばばあ<八事霊園>まで。こうした中で広がっていく共同幻想を、「噂」という切り口で捉え直してみたいと思います。名古屋百鬼夜行【八事編】をお楽しみあれ。