瀬戸・越前・信楽・丹波・備前と並び、日本六古窯とされ、その中でも最古、最大規模と言われる常滑。文明開化と同時に伝統的な焼物の産地から土管をはじめとした焼物で都市と農地の近代化に大きな役割を果たしました。丘陵地帯と港に近い立地を活かし大量につくられた土管や瓶たち。常滑のまちの面白さは規格外や売れ残ったものを廃棄するのではなく壁や家の土台など様々に再利用した町並が見られるところにあります。また多くの常滑焼き作家さんの工房も多く存在します。今回は焼き芋壺をつくる職人さんの工房にも立ち寄らせていただきます。時代に必要な焼物を作り続けた焼物のまち、常滑の面白さを常滑の観光散歩ルートではない、地元の人しか歩かない裏路地をめぐり感じとりましょう。