段戸裏谷(だんどうらだに)原生林「きららの森」は県内最大の原生林として知られています。樹齢数百年の大きな木も多く、周辺にはたくさんの動物や山野草が森を彩っています。針葉樹と広葉樹が入り混じる森なので、紅葉が際立って美しいです。また、豊川と矢作川の水源でもあります。水源地としても、学術的にも貴重な森です。鷹ノ巣山を中心とした山の塊を「段戸山」あるいは「段戸」と言い、江戸幕府の直轄地でした。その関係で江戸城二の丸が火事になったときに再建の木材を供給しています。明治時代になると御料林と言い、宮内省の管理となったことで山間の町に鉄道を引くきっかけにもなりました。標高が高いため、県内でも早くに紅葉が始まり、やがて長い冬を迎えます。全国的にも貴重な原生林を一緒に歩きませんか?