興正寺は1686年、八事の地に開山天瑞圓照和尚が草庵を結んだことに始まります。それから約300年、尾張徳川家の祈願所として、歴代藩主とそれに連なる人々と深い縁を結んできました。八事の森は、いまも豊かな自然が境内に広がっています。

そんな興正寺で自分を見つめ、心を整えるツアーを行います。まずは国指定重要文化財の五重塔をはじめ、二代藩主光友公が母の供養のために鋳造させた大日如来像が安置された大日堂、創建時に建立された東山本堂など、境内をガイドの井上さんとともに巡ります。名古屋で興正寺がどのように歴史を歩んできたのか垣間見ることができます。その後、普門園のお庭が見える普照殿1階の華宮にて精進料理を召し上がっていただきます。お坊さんが毎日食事(じきじ)の時に行う作法や修行を少しだけ体験し、いのちをいただくことに向き合いましょう。
江戸時代から時を刻む静かな境内で仏教文化や自分と向き合い、心を整えてみませんか。