歴史の残る街いわくら。人の暮らしが培われてきた土地だからこそ、不思議な話、妖しい話も沢山残されています。川の流れ、水の流れは人々に何をもたらすのでしょうか。岩倉の代名詞である五条川、そして「のんぼり洗い」によって作られる鯉のぼり。鯉とは切っても切り離せない、龍、そして、大蛇へと想像を巡らし、この地を歩きます。鬼門で扱われる鬼と雷神に関してや、「アマビエ」との関連も示唆される謎のモノ、そして死者をさらっていこうとする妖の正体。また、実際に歩いてみると、山岳信仰に所縁のある場所が多いことも判ります。妖怪目線で歩くと見えてくる”いわく”つきの岩倉を探しに出かけましょう。