GUIDE
伊藤晴信さん
経済産業大臣指定の伝統工芸品に指定されている「鈴鹿墨」。現在、その墨を造り続けているのは3代目である伝統工芸士 伊藤亀堂と、今から約10年程前に、東京から家業を継ぐことを決心し、鈴鹿へ戻ってきた4代目伊藤晴信たった2人だけである。平安時代初期、鈴鹿の山で採れる松林を燃やして油煙を取り、ニカワで固めて墨をつくったのが始まりと伝えられ、今も昔ながらの伝統的な工法を親子で守り続けています。
4代目 伊藤晴信は、気温や湿度にも左右されやすい繊細な墨づくりの伝統を受け継ぐだけでなく、新たな商品造りにも積極的に取り組んでいます。
<伊藤 晴信(33)>
1987年 6月1日生(鈴鹿市出身)
2010年 父、伊藤亀堂に師事
2013年 三重県技能者表彰(青年優良技能者の部)受賞
◇進誠堂