名古屋にも妖怪の話がたくさんあるんです。人間の生活の間(あわい)に、怪が涌きたつと言われています。ちょっとだけ背筋のゾクッとする妖怪まち歩きへご案内します。今回は香流川編!触ると障りをなすため「たたり石」のある<長福寺>、雌雄の“イノシシ”に見え「安産の御利益といわく」の2つの岩がある<大石神社・猪子石神社>、役小角を祀るお堂<行者堂>、世にも珍しい「耳のある蛇」が祀られる<猪子石神明社・龍耳社>まで。いずれも、背景には人知を超えたものを畏れ、敬い、願いを寄せる人の想いが存在します。怪を語る人の想いに触れ、不思議な妖怪たちがむらがり、「祟り」にご用心な名古屋のまちを歩きましょう!