海が今よりも内陸に入り込んでいた縄文時代は狩猟・採集に加え、漁撈も盛んな時代でした。しかし、稲作が始まって弥生時代へと移っていくということは、海が近い環境から淡水化が進むという変化があることを示しており、それに伴い遺跡の場所や暮らしぶりにも変化が起こります。現在の豊川と豊川放水路の周辺には、縄文時代と弥生時代の両方の遺跡が集中していて、狭い地域内でその変化のようすを見ることができます。

今回も考古学が専門の南山大学黒澤教授に解説してもらいながらのツアーなので、詳しくないけど興味だけはある、という人でも大丈夫。縄文時代の終わりから弥生時代の始まりまでのスケールを自分たちの足で歩いて、実際に見て、想像して、私たちの先祖がこの土地で暮らしぶりを変えながらどのように生きていたのか探りましょう!