リニア開通により大きく変化する名古屋駅の西エリア一帯ですが、そんな中でも戦前戦後の名古屋の情緒を感じられる地区が残っています。まずは大門地区で、中村遊郭成立の歴史と今も残る妓楼建築を観賞しながらの散策を。遊廓建設に伴う遊里ヶ池の造成と後の中村日赤病院建設にも目を向けましょう。その後は名古屋駅に向いながら、レトロ銭湯の金時湯や河童伝説の残る椿神社などに立ち寄って、駅西銀座を中心に大きく変化を遂げつつある街の姿を見てゆきます。笹島から現地への名古屋駅移転と戦後の闇市から駅西銀座の発展、リニア新幹線敷設を控えて大きく様変わりしつつある令和の駅西地区。ガイドの加美さんの解説のもと、地理や歴史、路上観察なども交えながら、リニア開通により時代と共に大きく変わりゆく駅西の、「今しか見ることのできない名古屋のまち」をじっくりと楽しみながら歩きましょう。