2013年にユネスコの無形文化遺産に登録され、世界的ブームとなった「和食」。海外から見る和食には、寿司・刺身や天ぷらが有名ですが、味噌や醤油、日本酒など「発酵食」が日本の食文化を支えています。そして今、「発酵食」に興味をもった外国人観光客が数多く日本を訪れています。

「名古屋めし」が国内観光客には認知されてきましたが、海外からの観光客にはうまく魅力が伝わっていません。ただそれら名古屋の食文化のベースを支えているのは、赤味噌をはじめとした独自の発酵食文化。そして味噌、醤油、味醂、酢など老舗の発酵調味料のメーカーが多く集まる愛知県は発酵食品の宝庫なのです。

そんな発酵食文化が日常に溶け込んだ名古屋を、「発酵」を視点にして海外からの観光客を中心に楽しんでもらうために『FERMENTATION TRAVEL GUIDE NAGOYA(発酵トラベルガイド名古屋)』をつくりました。観光客用に選んだ店ではなく、名古屋で暮らす私たちに馴染みにある「好きな店」を20店舗掲載しています。

まち歩きでは冊子を制作するにあたり取材した時の「編集後記」的なお話を中心にしながら、みなさんと名古屋の発酵食文化を楽しみたいと思います。海外からの観光客になった視点で、あらためて名古屋の食文化を楽しみながらまち歩きをしましょう。