紫陽花の季節といえば、都会の中の市民のオアシス鶴舞公園です。名古屋市で初の都市公園でもある鶴舞公園は、明治の末に「共進会」(博覧会)の会場として整備されました。広大な公園の中には、名古屋開府300年を記念して当時つくられた噴水塔をはじめ、いくつかの近代建築及び建造物が残っています。スタートで満開の紫陽花を楽しみ、鶴舞公園内の散策の後は、懐かしさの感じられる路地裏から天池商店街を目指します。鶴舞から御器所方面への道筋には、民間の立派な洋館建築や高低差など面白い発見もたくさんあります。ガイドの加美さんの解説のもと地理や歴史、路上観察なども交えながら、近代と現代の交錯する街の中を散歩しましょう。