半田市では、お祭りなど多くの人が家に集まる「ハレの日」には、昔から家庭料理として、「箱すし」が作られてきました。すし桶や箱すしを作る道具は、各家庭に必ずあり、嫁入り道具のひとつと言われたほど。祭囃子が聞こえると、おばあちゃんが作ってくれた箱すしを思い出す人も少くないとも言われます。
今回のツアーは下半田地区の祭礼の日。半田の昔ながらのご馳走「箱すし」をつくりましょう。箱すしの特徴はなんと言ってもその見た目の鮮やかさ。煮あなご、おぼろ、卵焼きなど、味はもちろん、彩り豊かな食材で着飾ります。酢飯には、地元半田のミツカンが創業当時の製法で製造している粕酢「三ツ判山吹」を使用。芳醇でまろやかなあじわいで、ごはんをより一層まろやかに仕上げてくれます。それらを木の型に敷き詰め重しを載せてしばらく待てば完成です。
箱すしを押している間には、お祭りの観覧に出かけましょう。地元のお祭り好き女子による解説付きなので、初めての方も過去に参加したことある方も楽しんでいただけます。彫刻や幕に飾られた絢爛豪華な山車。囃子の音色。気迫の込もった若衆や梶方の見事な梶さばき。神社への曳き込みを間近で見られますよ。老若男女が楽しむ半田の伝統のお祭りぜひ味わいましょう。