自然から生み出される色とは思えないほど、美しく神秘的な天然藍。染めた布は引き締まって丈夫になり、燃えにくく、虫食いからも守り、長く愛用できます。さらに武士も好んで身に付けたり、ゲン担ぎとして「勝ち色(褐色)」とも呼ばれたりしていました。
そんな藍に魅了された常滑の藍染め屋さん『紺屋のナミホ』では、畑から染料つくり、染めまでを一貫して行い、『天然藍灰汁発酵建て』という昔ながらの伝統的な技法にこだわった染色をしています。さらに材料はすべて天然素材を使用しているだけでなく、なるべく知多半島のものでまわるようにと地域に根差して活動しています。このツアーでは「そもそも藍とは?」というお話から、季節に合わせた藍の作業を見せていただきます。今回は、「20色の藍色」の染め分けに挑戦します。ひとくちに「藍色」と言ってもその藍色は48色あると言われています。藍染職人はどのように染め分けをしているのか、ミニ手ぬぐい(5cm×45cm)を20色にを実際に染め分けながら、体感していただきます。染め分けた手ぬぐいは全てお持ち帰り。パッチワークにしてみたり、グラデーションでお部屋に飾ったり使い道はあなた次第。藍の美しさ、奥深さに触れる特別な時間を一緒に楽しみませんか?