中川区の風景をつくるひとつの建築物として「松重閘門」があります。異国情緒あふれるこの建物は、昭和初期、水位差のある堀川と中川運河を船で通航できるように作られました。現在は閉鎖されていますが、市民の強い要望により保存され、名古屋市指定有形文化財になっています。

今回はそんな愛知の誇れる建物を知ってほしいと、ポップ絵本のように飛び出す「折り紙建築」をつくる活動をする筧さんと共に、松重閘門の折り紙建築を親子でつくるワークショップを開催します。A4サイズの紙に細かく再現された建物が立体で出てくる瞬間はドキドキしますよ。
また、松重閘門に隣接する旧松重ポンプ所も今回特別に見学させてもらいます。建物内には大きなポンプや制御機器がそのまま残っていて昭和にタイムスリップした感覚に!建築史家の村瀬さんに見どころを優しく解説してもらいながら、中川運河と堀川をつないだ松重閘門と旧松重ポンプ所の魅力に触れてもらいます。