一宮市は毛織物の全国生産量の80％を占める一大産地。「尾州織物」と呼ばれ、品質の良さから世界のトップブランドからも認められています。尾州産地の中でも創業108年の「葛利毛織工業」は旧式の低速ションヘル織機を11台保有し、高級ウール生地を丁寧にものづくりを行っています。ガシャンガシャンと轟音が鳴り響く中、1本の糸から生地が織り上がっていく様子はファッション好きにはたまらないでしょう。専務の葛谷さんの案内で、織物工場が立ち並ぶ周辺の散歩や、特別にションヘル織機の作業体験をさせていただくなどの工場見学、そして高級ウール生地の端切れをお土産として自由に選んでいただけます。世界のファッションを支える尾州織物の魅力に迫ります。