人間が生きていく上で、必須である調味料といえば、「塩」。今や世界各地の塩が手軽に手に入れられるようになっていますが、地下資源に恵まれなかった日本で、先人たちはどのように効率よく塩を手に入れるかに工夫を凝らしていました。海に囲まれた知多半島は、古代から塩づくりが盛んな土地。醸造業が栄んになる江戸時代には、近隣だけでは賄えない原料の調達や販売に「廻船」と呼ばれる貨物船が活躍し、中でも伊勢湾側の船は瀬戸内から江戸まで塩を運び、地域の繁栄に貢献しました。今回のツアーでは、知多半島美浜町にて自然海水塩「美浜の塩」を製造している「食と健康の館」を訪ねます。知多半島の塩づくりの歴史を遡りながら、現代の塩づくりの工程を見学しましょう。工房を見学した後は、海水を使い塩づくりを体験。海水塩といわゆる食卓塩の味の違い、さまざまなお塩を食べ方を体験すると、お塩の選び方がわかるかも…⁉︎ 自分で作ったお塩を使っておむすびも握ります。毎日食べているのに意外と知らないお塩の奥深さを楽しみませんか?