徳川家康によって建てられた名古屋城。城郭として国宝第一号に指定された名城でした。
戦災によって多くを焼失してしまいましたが、再建された建物や創建時から残る隅櫓や焼失前を忠実に復元している本丸御殿など、現在でも十分に城郭としての魅力を感じられます。

このツアーでは、「名古屋城の何が凄いの?」というポイントを建築史家の目線で巡ります。

敵を寄せ付けない堀、燃えないように工夫を施された門、絶対に足を踏み入れたくない桝形、石垣を高く積む技術、櫓の配置の工夫など戦への備えが随所にみられる一方で、本丸御殿の各部屋のつくりの違いから分かる格の違いなど政治において果たす建物の役割も見どころです。

400年前の人がどのような想いでこの城を造ったのか、建築の目線で紐解いていきましょう。