自然から生み出される色とは思えないほど、美しく神秘的な天然藍。
染めた布は引き締まって丈夫になり、燃えにくく、虫食いからも守り、長く愛用できます。さらに武士も好んで身に付けたり、ゲン担ぎとして「勝ち色(褐色)」とも呼ばれたりしていました。

 

そんな藍に魅了された常滑の藍染め屋さん『紺屋のナミホ』では、畑から染料つくり、染めまでを一貫して行い、『天然藍灰汁発酵建て』という昔ながらの伝統的な技法にこだわった染色をしています。さらに材料はすべて天然素材を使用しているだけでなく、なるべく知多半島のものでまわるようにと地域に根差して活動しています。

 

このツアーでは、ナミホさんと一緒に藍の魅力を、そして知多を体感しましょう。「そもそも藍とは?」というお話から、季節に合わせた藍の作業を見せていただきます。今回は「筒描き」と呼ばれる、布に糊で模様を描き、染める技法技法を体験し、エコバックとしても重宝する「あずま袋」を藍染め。染料に浸すごとに、色の濃さが変わるので、お好みの濃さに染められるのも魅力のひとつ。世界にひとつだけの、オリジナルあずま袋をつくりましょう。