尾張地方で江戸時代中期頃に始まり、金箔仕上げと伝統技法が融合した豪華なつくりが特徴の名古屋仏壇は、木地師、漆塗師、金具師、彫刻師などの専門の職人が分業で製作し、各工程に特化した熟練の技が集結しています。

今回訪れる千代田屋は、仏壇製造を中心に漆塗り・金箔加工で、仏壇から寺院や祭屋台、建築関係まで手掛ける職人工房です。主に金沢で生産されるこの金箔は厚さ0.0001mmとも言われ、貼るのはおろか持ち上げるだけでも破れる恐れがあるため、美しく貼るには熟練の技が必要です。

ツアーでは、持ち込みしたものに金箔を貼る体験を楽しんでいただきます。職人さんの様に美しくはできずとも、きちんと貼れるところまでサポートいただくので安心してくださいね。体験の他にも実際の仏壇を見ながらの名古屋仏壇解説や製作・修復中のものの解説、さらには伝統工芸品に留まらない新たな挑戦のお話など、職人さんならではの生の声をお楽しみいただきますよ。