GUIDE
小杉 悟さん
昭和36年2月23日 三重県桑名市に生まれる
父と母はずっと納豆を育てるのに一生懸命だったため、私は小さい頃は祖母がいないと眠れない、そんな子供でした。その祖母は、新潟県の出身で、三重県では食べられなかった『納豆』を夫婦でつくりはじめた当社の創業者の一人です。
学校から帰るといつも「かあちゃん!」って母を探していた記憶もあります。もちろん、母は納豆づくりの工場の中、たくさんのおばちゃんたちの中に母の姿を見つけて一安心、そのように納豆の中で育ちました。とにかく真面目で内気な、人前ではすぐ赤面してしまって・・そんな子供でした。
小学校から中学、高校までのほほんと育ち、ずっと家から歩いて通っていた為、電車通学にあこがれて、名古屋の大学(農学部)に入学。それまでの真面目が一転し、2年間で電車通学に飽き、大学の近くの学生アパートに一人住まい。パチンコに明け暮れながらもなんとか無事に卒業、次は大都会東京に出たくて、キユーピーに入社したのが昭和58年。
工場の中で3年間ずっと卵を割っていました。社会人としての大切なこと、人生の大切なことは、すべてこの会社で教えていただいたと思います。
その後、キユーピーの関連会社で一年間営業の勉強をさせてもった後、昭和62年秋、小杉食品に入社。
経験と勘に頼る納豆屋から、納豆製造業という食品企業にしたくて親父や叔父とよく喧嘩をした覚えがあります。
平成12年に念願、最新の衛生的な新工場に移転、その後平成14年より社長をしています。
工場で抜き取りなど、けっこう納豆を食べていたので、食事としてはあまり納豆を食べることがなかったが、ある時期より「納豆の食べ過ぎは身体に悪くないか?」という疑問を自分の身体で証明しようと、毎日5個の納豆を食べてとても健康な生活を送っています。