岐阜県の菓子屋さん約300軒から成る岐阜県菓子工業組合で2020年に立ち上げられた「岐阜おやつ編集室」は、各店舗で魅力的なお菓子をつくる職人さんの代わりにお菓子の魅力発信を行っています。

岐阜と愛知の県境に位置し、オグリキャップ初レースの地として有名な笠松競馬場がある笠松は、古くから交通の要所として、江戸時代には幕府の直轄地として栄えてきました。名鉄笠松駅から南に伸びる街道を歩くと、車2台がすれ違うのもギリギリな道幅に神社仏閣が点在し、道の両脇には趣を感じさせる建物が立ち並びます。そんな趣のある街を歩いて10分程度の範囲の中に和菓子屋さんが4軒もあるんです。お店それぞれの商品が魅力的なのはもちろん、競馬場にちなんだ蹄鉄クッキー、約90年前に隕石が落下したことに由来する隕石最中、豊臣秀吉が木曽川畔で口にしたという銘菓「志古羅ん(しこらん)」などの銘菓も、各お店で楽しめます。

小さなエリアにぎゅっと集まった笠松のお菓子に出会いに行きましょう。