知多半島の東の付け根に位置する東浦町は戦前・戦後にかけて全国屈指の繊維産地として栄え、昭和30年代の最盛期には工場が160軒以上立ち並んでいました。しかし、時代と共に徐々に数は減っていき、現在織物工場として稼働しているところは1軒ありません。かつての跡地はスーパーや病院などの施設に変わり、特徴的だったのこぎり屋根の景色はほとんど失われてしまいました。
その中で、平成4年に稼働停止しながらも当時の建物が広大な敷地の中に奇跡的に残っている大生紡績。当時は九州をはじめ県外から就職しに来た人も多かったため、敷地内には事務所や工場、寮だけでなく床屋などもあり、ここだけで生活が完結するようになっていたそうです。現在は、戦後の建物が密集していることから、その時代を舞台にしたドラマや映画の撮影地になることもあり、当時を伝える映像としても活用されています。
このツアーでは、かつての織物工場をタイムカプセルのように留め、今に伝えている神谷夫妻と一緒に工場内をたっぷり見学しましょう。当時の工場のお話だけでなく、修繕して保存されている建物、朽ちていく木造の工場などここでしか感じられない説明不要の美しさをお楽しみください。





