今から118年前の明治41年、地元の実業家・岩瀬弥助が、本を通した社会貢献を志して創設した私立図書館として誕生した西尾市岩瀬文庫。全国の古書店や古美術商などから蒐集した蔵書は8万冊余り、国の重要文化財「後奈良天皇宸翰般若心経」(戦国時代)をはじめ、その多くが江戸時代以前の書物=古典籍です。
骨董的価値が高い、かしこまった書物ばかりではありません。名もなき人が日常をとつとつと綴ったような素朴な本も積極的に集められており、教科書には載らないようなその時代の暮らしぶりや思いなどを窺い知ることができます。
今回のツアーでは江戸時代のスポーツにスポットを当てた古典籍をみながら、当時の人々の「スポーツ」を垣間見ましょう。現在の武道に繋がる武術の指南書はもちろん、蹴鞠(けまり)の現代で言うHowTo本や体の動きが克明に描かれた北斎漫画、さらには江戸期の相撲番付のスクラップブック(もちろん出版もしていない世界に1冊しかない珍品)など様々な角度からお楽しみいただけます。また、展示からは泣く泣く外すことになった古典籍の紹介を聞けるのもこのツアーだけ。現代では到底考えられない危険なスポーツ(?)のお話も登場しますよ。
展示解説から古書解説までたっぷりと古典籍の魅力に浸れる時間をお楽しみください。





