急須の里、愛知県常滑市。急須に特化した特殊な産地である常滑で“急須職人である父の伝統技術を後世に伝えたい”と、会社員を辞めて急須職人の世界に飛び込んだ水野博之さん。父である水野博司さんは、人間国宝である故・山田常山に師事し、土づくりから数々の技法を習得し、急須づくりを確立した。そんな父の背中を見ながらつくる水野さんの急須は、常滑の土の良さをシンプルに伝えながら、手触りの良さ、湯切れの良さ、そして食卓にずっと出しておきたくなる美しい佇まいが特長です。

今回は、急須や茶器づくりに励む水野さんに工房をご案内いただき、急須が生まれる様子を見学します。急須づくりは土づくりが9割!?という現土から水樋を繰り返してできるこだわりの土づくり、地道ながら細やかな手作業に溢れる工房を見学します。その後、数年かけて水野さんによるセルフリノベーションした日本茶カフェ・「茶伝」にて日本茶アドバイザーの資格を持つ、水野さんによる秋のお茶会を開催。急須、道具の使い方や茶葉にあった淹れ方、ご自宅での簡単で楽しいお茶会の提案までさせていただきます。

美味しいお菓子を食べながらのんびりとした時間を過ごしましょう。美味しいお茶を淹れられる常滑焼急須の魅力がより多くの方々に届きますように!